ゴールデンウィークの話

はじめに

今年のGWはコロナも多少なりを潜めている状況だったので、外出する人が多いと予想していた。
そのため近場で、かつ雑踏を避けられるようなアクティビティを中心に何かやりたいと考えていた。
元々自然が好きで登山に力を入れたいと思っていたところだったため、気候も丁度いいこの季節に色々やっておこうと思ったのがきっかけ。
また、バックパックはキャンプ用に60Lと80Lを持っていたが、日帰りにはあまりにも大きかったためこれを機に28Lを新調した。
それでも大きいと感じる場面もあったため、道具選びは難しい。
新調したいと思っていたバックパック。
MOUNTAIN HARDWAREというコロンビアの子会社メーカーで、一目惚れして購入。

立花山・三日月山

会社の同僚である@たにわき あきらさんと行った。
酒の席で戯れに「山でポートレート撮影したいね」と話していたことが実現した結果だが、とても楽しかった。
撮影してもらった写真を載せておくので、気が向いたらご覧ください。


大体6km程度の山行。
3つの山を縦走した。
立花山はクスの木が多く叢生しており、その大きさに驚かされる。
立花山からの風景。
香椎・海の中道が一望できる。
風が心地よかった。

解散してからは一人で薬師寺温泉で疲れを癒やした後、福津のほうにあるお気に入りの居酒屋へ。

5月中には同じ市内ではあるが移転するとのことだったので、一言お祝いを言いたいと思い顔を出しに行った。

前と変わらず、むしろ前よりもおいしくなっており、移転した後も定期的に顔を出したいと思った。

やはり僕は馴染みが好きなんだなぁ。

桜鯛の刺身。
身が甘く口触りがよい。
生野菜のサラダ。
こんなにおいしいサラダを食べたのは初めてだった。
大将の腕が光る。
おそらく豚のカシラの漬け焼き。
大事に食べるつもりが、おいしすぎてすぐなくなってしまったのが心残り。

油山

会社の同僚とライトな登山をしようという話になって油山にも行ってきた。
事前に調べたところ、初心者向けの負荷が低いコースだと聞いていたが、入る道を一本間違えて引き返す羽目になってしまった。
こういうのも登山の楽しみの一つではあるが、無理のないタイミングで引き返す勇気も必要だと思った。
途中で行って戻った形跡があるところが例の地点。
こちらはトータル5km程度。
道を間違えたからこそ見つけられた景色。
細かく砕けた水の粒がひんやりとして気持ちよかった。
山頂からの景色。
能古島や志賀島が一望できて絶景だった。
帰りがけに一枚。
吊橋からの景色は一面萌黄色で、木々たちは全力で春を謳歌していた。
秋の紅葉は言うまでもなく、皐月の紅葉も趣があってよい。

その後は清滝温泉で汗を流した後、帰宅して近くの居酒屋で一杯。

エビマヨ。
悪魔的なおいしさだった。
チキン南蛮。
甘酢ダレに柑橘系の果汁が多く使われており、さっぱりとしておいしかった。

〜番外編〜志賀島

ふと思い立って自転車で旅に出ることに。
自転車と言ってもただのママチャリなので、無理のない走行計画を立てた。
結果、志賀島が30kmくらいでちょうどよかろうということで出発。
俺はこいつと旅に出る。
高架下。
謎のロマンがあって好き。
途中で愛車を打ち捨ててトレッキングへ。
と思ったが登れるほどの山ではなかったため車道を歩いて展望台へ。
下山後に回収してしっかり島内一周してきた。
展望台からの景色。
海の中道がはっきりと見える。
落書きだらけだった展望台はリペインティングされており、インスタ映えするイラストが描かれていた。
展望台で一息。
コーヒーときなこをまぶしたクルミがマッチしておいしかった。
至福のひととき。
帰りがけに見つけた。
路傍に咲く名も知らぬ花。
帰りは西戸崎からフェリーで筑港へ。
疲れた体に海風が気持ちよかった。

トータルで大体50km程度の輪行となった。
普段自転車で遠出をすることはないが、車だと一瞬で通り過ぎる景色を時間をかけて眺めながら走るというのも悪くない体験だった。
特に上り坂を必死で登った後に長い下り坂を風を感じながら下っていくという行為は、消えかけていた遠い学生時代の残光をその瞬間確かに色鮮やかなものとしてくれて、思わず面映ゆいような懐かしいような嬉しいような、不思議な気持ちになった。

これからも色々行ってみたい山はあるが、次はどこに行こうかな、と考える時間も楽しい。
福智山がいいと聞いたので、来週天気がよかったら行っているかもしれない。